ファミリービジネスのためのガバナンスについてちょっとお話しします。
ファミリービジネスとは
特定の一族が株式による経営を支配し、主要な経営陣を輩出するなど、一族の一貫した価値感を経営に反映させている企業
(定義・早稲田大学ビジネススクール米田隆教授)
だといわれています。
世界的にファミリービジネスは存在し、その最大の課題とあるべき仕組みと運用が研究・実践されてきました。
「ファミリーガバナンス」とは、家族が規律を持ち、企業との関係を導くための構造とプロセスのことをいいます。
適切に設計・実装されたファミリーガバナンスは、ケジメ・尊重・自己変容をもたらし、透明性を生み出し、家族間の調和、集中したビジネス、世代交代の容易化に役立ちます。
ただし、効果性を発揮するために、ガバナンスは、問題の家族の特定の文化、力学、および地域・起業での存在目的をしっかりと反映する必要があります。